川崎長太郎のお金と小田原

糸井 いま、いちばん興味をもっているものは?本でも映画でも・・・・・・。

川崎 本なら川崎長太郎(私小説作家)。

中略

川崎長太郎が好きで、吉本隆明が好きで、島尾敏雄が好きでサ、非常にオーソドックスなんだ。

「話せばわかるか。」糸井重里対談集 所収 1982・4・26 川崎徹と六本木・瀬里奈で話した

上記を読んだことがきっかけとなり、川崎長太郎という小説家に興味をもちました。

 

「老残/死に近く 川崎長太郎老境小説集」所収の「彼」(「新潮」 一九六二年五月初出)は著者が数え年、六十二歳に発表したものです。

その中に、小田原市内にある。だるま料理店で毎朝食べる「ちらし丼」が百五十円也という記述があります。本日、だるま料理店で「ちらし」を食べたのですが、現在は一、七六十円でした。その他にも、「彼」という作品の中にはお金の記述があります。1962年に150円だった「ちらし丼」が、2025年では1,760円ということで、1760÷150≒12で、作品中の金額を、おおよそ12倍すると現在での価値がわかるのではないかと考えました。

まず、「月、五千円近く払う、ちらし代はこのところ彼の生活費の約三分の一を占めている。」という記述があります。5,000円の3倍である15,000円が当時の生活費であり、現在の貨幣価値に換算すると、12倍の、180,000円程度がひと月の生活費であったと考えられます。

また原稿や本の売れた一時期があったが、浪費、贅沢のまねが出来ず、貯金というものがふえて行き、「年間十万余円の利子をせしめていた」との記載もあります。貯金の利子も12倍すると、1,200,000円ということになります。

 


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